■『大切なのは信頼性 高速・大容量も必須』
トラブルが起こってからでは遅い
写真家仲間の多くがサンディスクを使っていたこともあり、私自身もこれまでずっと当たり前のように使ってきました。最大の理由は信頼性の高さ。実は以前、大切な仕事で他メーカーのカードを使ったことがあったのですが、撮影したデータが消えるというトラブルに見舞われたことがあります。撮り直すわけにもいかず、しばらくの間、生きた心地がしませんでした。自分の作品であれば諦めがつく部分もありますが、仕事であればそうはいきません。このトラブルを機にあらためて信頼性の大切さを実感し、使用カードの選択にはより慎重を期すようになりました。実際、サンディスクのカードを使っていてトラブルは一度もありません。
高画素機で連写を多用するので、高速カードが欠かせません。カメラのパフォーマンスが最大限発揮できるようにするべく最新の高速カードを使うようにしています。データ転送がスムーズであれば、撮影自体もストレスなく進めることができます。撮影スタイルに加えて、RAW + JPEG で撮影することもあり、大容量カードが必須です。海外へ出かけての撮影であれば 256GB をメインに、国内でも 32GB 以上のカードを使うようにしています。
小澤太一(こざわ・たいち)
1975年、名古屋生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、写真家・河野英喜氏のアシスタントを経て独立。雑誌や広告での人物撮影から撮影会の講師・講演など、活動は多岐に渡る。ライフワークは「世界中の子どもたち」。海外での撮影も積極的に行っている。
「フォトコン 2019年4月号」より転載