はじめに。
いつの頃からか、撮影をするときにふと、その行為が「未来の記憶」をたどるような不思議な気持ちになります。「未来の記憶」を記録しにいく、という意識がどこかにあり、ややこしい時空に心馳せながら、いつも撮影に励むのです。

記録の点を打ち、そこから事実を学び、想像の翼を広げて、ときにはそこから真実をみつけ、記憶の線をどれだけ伸ばせるかで、人生の面白さやボリュームが違ってくるのだと思います。新たな出来事が次々と生まれ、今日の記録も書き換えられていきますが、だからこそ、残したい「未来の記憶」を愛おしく重ねていこうと心馳せるのです。
ふらふらしながらも、記録(点)と記憶(線)でつながっているわたしの歩んできた道。たった一枚の写真や数秒の映像が過去のわたしを呼び起こします。そこで語れることは、誰もがそうであるように、生きてきた証、自分の歴史なのです。

ここでは、「未来の記憶」のための写真や映像をより自分らしく残すための、 いわゆる写真の撮り方ではなく、秘訣をご紹介します。まずは、印象的な夏の記憶からはじめましょう。
#ミライのキオク #サンディスク #sandisk #安珠写真家



東京都出身。パリを拠点にパリコレや各国のモード誌を飾るなどモデルとして国際的に活躍。帰国後、写真家に転身。文章を織り交ぜた物語のある独自の写真世界で注目される。タレントや文化人からも支持されコラボ作品多数。広告、雑誌連載、文筆や講演など幅広く活躍中。
写真集『Dream Linking☆つなぐ夢、千年忘れない』(朝日新聞出版)は全国とパリで写真展開催。
安珠WEB写真展「KINEMA」Fashion Cantata from KYOTO開催中。http://www.fashion-cantata.jp/photo/
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