■『防水性能や耐温度性能など、悪条件下でも安心して使える耐久性は必須です』
風景写真では雨や、雪での撮影は当たり前。マイナス15度や20度の中での撮影もあります。
カメラのボディやレンズはもちろん、メモリーカードにも防水性能や耐温度性能など、安心して使える耐久性が求められます。
プロになって以降、メモリーカードはずっとサンディスク。周りも含めてトラブルの話を聞いたことがありません。
多くのプロが使っているのも信頼の証です。以前は他社の製品も併用していたのですが、大切な撮影中、データが消失してしまうということがあり……。
二度と撮れない瞬間を失ってしまったその出来事は今でもはっきりと覚えています。
データ容量が大きい富士フイルムの中判デジタルカメラGFX50Sを使うようになってからはスピードを意識するようになりました。耐久性とスピードを兼ね備えたエクストリーム プロは作品づくりに欠かせない大切なパートナーです。
萩原史郎(はぎはら・しろう)
1959年山梨県甲府市生まれ。日本大学卒業後、『季刊(*現在は隔月刊) 風景写真』の創刊に携わる。退社後フリーのカメラマンに転向。カメラグランプリ選考委員、日本風景写真家協会(JSPA)。
「フォトコン 2018年3月号」より転載