■『ハードな撮影シーンでも信頼できる』
コスパ&容量に余裕のある64GB
デジタルカメラを使いはじめた頃から愛用しているサンディスクのSDカード。当時は8GB。そのうちカメラの画素数が多くなり、16GB、32GB、今では64GB。はじめは撮影時にエラーが出ることが心配で、大きい容量を1枚より小さい容量を2枚使うという考え方でしたが、継続して使っているうちにデータが壊れるなどのエラーが出たことがない安心感からコスパ&容量に余裕のある64GBを主に使うようになりました。8GBや16GBはRAW現像した写真をお店でプリントするときなどの持ち運び用にしています。
カード選びは、日中と夜の温度差や砂塵が気になる砂漠や、極寒の地、海の上などハードな撮影シーンで信頼できることも重視しているのでエクストリーム プロシリーズ。また数年前撮影現場で高速連写したとき、カードの書込みが遅くカメラの性能が十分に出せないことに気が付いてびっくり。その後、最大書込み速度が秒間260MBのUHS-Ⅱカードを買い足しました。このカードは最大読取り速度が300MB/秒なので、連写時はもちろん、海外など長期間の写真をまとめてバックアップするときにも時間を短縮できて便利です。信頼性に加え、スペックの高いカメラに切り替えるタイミングでカードのスペックも見直すのが大事だと、実感しています。
ミゾタユキ(みぞた・ゆき)
猫や日常、旅先でみつけた小さな情景を作品として撮り続ける。カメラ誌や書籍を中心にニコンカレッジなどの講師、フォトコンテストの審査も携わる。著書『カメラでパチリ へやねこ そとねこ』ほか共著など多数。
Photographer Yuki Mizota │ http://mizotayuki.tumblr.com/
「フォトコン 2019年6月号」より転載