■『10年以上使用していますが、トラブルは一度もありません』
サンディスクを選ぶもっとも大きな理由が信頼性です。デジタルカメラへ移行したころはまだシングルスロットの機種が多く、またちょっとしたことでデータが失われてしまうのではないかという不安が常にありました。どのメモリーカードを使うべきなのか、不安なく撮影に臨むためには当時から多くの写真家の信頼を集めていたサンディスクのメモリーカードしか選択肢はありませんでした。
実際、10年以上にわたって使用していますが、トラブルは一度もありません。先日も滝を撮影中、カメラが水没し、故障してしまいましたが、撮影したデータは無事でした。カメラは買い換えれば何とかなりますが、撮影データはそうはいきません。
最近は、データのバックアップにポータブルSSDが欠かせません。コンパクトかつ、耐久性にも優れているので、雨や砂塵の舞うアウトドアシーンでも安心です。
古市智之(ふるいち・ともゆき)
1967年、東京生まれ。日本写真芸術専門学校卒業。写真家・竹内敏信氏の助手、朝日新聞社の嘱託カメラマンを経てフリーランス。2013年度キヤノンカレンダー作家。写真集に『原始小笠原』(小社刊)がある。
「フォトコン 2018年5月号」より転載